
院長河見有恵
2007年大阪歯科大学卒業。同大学附属病院歯科麻酔科をはじめ、さまざまな病院や特別養護老人ホームにて、歯科麻酔、医科麻酔両方の経験を重ねる。歯科治療に恐怖心を持つ人が安心して受診できるクリニックをめざし、2018年開業。
安心・安全に配慮した静脈内鎮静法で
ストレスフリーな歯科治療を
父や祖父も歯科医師という家庭に生まれ、歯科治療が怖いという気持ちとは無縁で育ちました。そんな私が歯科麻酔を専門に選んだきっかけは、学生時代に歯科恐怖症の患者さんを担当したことです。それ以来、「治療が怖くて受けられない」という方々のお役に立ちたい一心で研鑽を重ねてきました。
歯科治療が苦手な方は多いものです。中には恐怖で診察室に入ることもできないという方も。また障害や認知症のために治療が難しい方もいらっしゃいます。そんな方々のため当院が力を入れているのが、静脈内鎮静法というストレスを和らげる治療法です。麻酔で半分眠ったような状態のまま治療を受けていただけます。高い専門性が必要なこの治療を、一人でも多くの方に気軽に受けていただけるよう、当院では保険適用で実施しています。
適切なケアで口腔の健康状態を改善・維持することは、ご自身の全身の健康のためにとても大切なことです。これまで治療を諦めていた方は、ぜひ当院にご相談ください。一緒に健康なお口の環境づくりをめざしていきましょう。
静脈内鎮静法に
力を入れています
静脈から麻酔薬を点滴し、半分寝ているような状態のうちに治療を行います。全身麻酔と比べて、体への負担が抑えられます。
保険適用による
静脈内鎮静法
歯科治療のハードルを下げ気軽に治療を受けていただけるよう、静脈内鎮静法による治療を保険適用としました。
歯科治療が難しい方
にも対応します
歯科治療が怖い方、病気や障害をお持ちの方など、これまで歯科治療を受けるのが難しかった方も安心してご相談ください。
全身麻酔も
可能です
全身状態や服用中のお薬などにより、全身麻酔がお勧めの場合もあります。事前のカウンセリングで、丁寧に適応を見極めます。
歯科麻酔下治療の
メリット
今まで諦めていた方でも治療を受けやすくなるほか、1回の治療で可能な限りの処置を行うため、通院期間が短い点もメリットです。
カウンセリング
一人ひとりに適切な治療法を見極めるため、事前に十分なカウンセリングを行っています。ご希望の治療内容や既往歴、持病、現在飲まれているお薬などを伺い、お口の中の状態をきちんと確認した上で治療方針をご提案。麻酔前の食事、水分補給に関することなど、治療当日の注意点についてもお伝えし、安全性に十分配慮しながら治療を開始します。
点滴による麻酔の投与
麻酔薬の種類や量を適切に調整し、静脈に点滴していきます。点滴はチェアに座った状態で、血圧や呼吸を観察しながら慎重に進めます。静脈内鎮静法は全身麻酔と比べ、薬が穏やかで体への負担も少ないのが特徴です。ただし障害を持ったお子さんや認知症の症状が強い方、嘔吐反射が強すぎる方などは全身麻酔のほうが適している場合もあります。
歯科治療
麻酔薬を点滴し、効いてきたら脈拍や血圧をモニターで確認・コントロールしながら治療を行います。治療中はうとうとと半分眠ったような状態で、うっすらと意識があり、会話も可能です。治療そのものはおおよそ15~30分程度で終了し、その後目が覚めるまで15~20分かかります。麻酔からのリカバリーを含め、トータルで1時間~1時間30分程度です。
治療内容を記したお手紙
静脈内鎮静法には特有の健忘作用があり、治療中のことはあまり記憶していない方がほとんどです。そのため当院では、治療の詳しい内容や治療中のご本人の様子などについてお手紙に記し、患者さんがお帰りの際にお渡ししています。お読みいただければ、記憶の空白の部分を埋めることができて安心につながると思います。
治療後の注意点
治療後も眠気が続きますので、当日はお車や自転車の運転はできません。また、まれに、十分に目が覚めない状態で食事をして誤嚥性肺炎を起こすケースがありますので注意が必要です。当院での治療は日帰り対応となりますが、万が一、治療後に一定時間が経過しても覚醒しない場合には、連携する総合病院に入院していただく可能性がございます。
こうみ歯科クリニックEAST
阪神本線の野田駅・大阪メトロ千日前線の野田阪神駅から徒歩約3分